【世界初★ガラパゴス諸島のジンベエザメ調査で大発見!】

みなさん、はいさい!
2018年も残りわずか!!みなさんは、どんな1年でしたか?
今日は今年最後のBig Newsをお伝えしようと思います。
 
沖縄美ら海水族館ではジンベエザメの繁殖生態の解明を目指し、世界初となる飼育下繁殖に向け、「黒潮の海」大水槽でオス1匹とメス1匹をペアで飼育しています。
 
飼育しているジンベエザメは定期的に血液検査やエコー検査をしていますが、調査・研究活動の一環で野生ジンベエザメの調査も行っています。
2017年6月と2018年の9月には、ガラパゴス諸島のダーウィン島で調査を行いました。この海域は、毎年同じ時期に巨大なメスのジンベエザメが出現することで知られており、海外の研究者たちが協力し調査を行っています。参加した当館の飼育員は採血とエコー検査を担当し、世界で初めてエコーによる野生ジンベエザメの卵巣の観察や血液中のホルモン分析ができました!!
この調査の概要は沖縄美ら海水族館内の「サメ博士の部屋」でポスター展示と動画で紹介をしていますので、ぜひご覧ください。

同時に2匹のジンベエザメに遭遇


全長約13mの巨大なメスのジンベエザメ


水中エコー検査の様子


水中採血の様子


Galapagos Whale Shark Projectの参加メンバー

今回の野生ジンベエザメの調査結果は、ジンベエザメの繁殖に関する貴重なデータとなりました!
今後も主要メンバーとして同調査に参加し、入手した生態情報を水族館のジンベエザメの飼育や繁殖技術の向上に役立てたいと考えています。

水中エコーと採血の様子の動画はコチラ
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