【コブシメ観察記録その1 決定的瞬間】

みなさん、はいさい!
イカ大好き飼育員Tです!
今日は、サンゴ礁への旅個水槽の海草藻場の水槽で飼育しているコウイカの仲間のコブシメについてお話ししたいと思います。

以前リニューアルのお知らせをした海草藻場の水槽、コブシメたちは悠々と泳いでいます。
(美ら海だより2020年12月4日投稿【心機一転!】)


写真に写っているのは胴の長さが40cm近くある大きなオスのコブシメです。
とても迫力がありますよね!
 
ある日、一人の飼育員がコブシメの決定的瞬間を目にします。(初めて見つけるのが私でなく、とても悔しいです・・・)

それがこちら!
2匹のコブシメが向き合って腕を絡めています。
ケ、ケ、ケンカしてる!?
いえいえ、実はこれ、「交接」をしているんです。
哺乳類では交尾と言ったりしますが、イカでそれにあたるのが交接です。
写真左がオス、右がメスです。
このときオスは交接腕と呼ばれる特殊な腕を使って、精子の入ったカプセルである精莢(せいきょう)をメスへ渡しています。
この交接は数分間にもわたって続きます。
 
その後も何度か交接が確認できています。
運が良ければ、当館へ遊びに来た際に、もしかすると交接の瞬間を見ることができるかもしれません!
 
また、交接が見られたということは産卵も期待できます。
これはワクワクが止まりませんね~♪
 
では続報をお待ちください!
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