【可愛らしい見た目ですが、実は・・・】

みなさん、はいさい！解説員のTです。
さて今回ご紹介する生き物はこちら↓↓

口元にあるひげがとても可愛らしいこの魚は、「ゴンズイ」というナマズの仲間です。
浅い海の岩場や防波堤などに生息しているので、よく釣りをする方なら一度は見たことがあるのではないでしょうか？
 
幼魚は数十～数百匹の群れをつくります。その様子がこちら


このゴンズイたちの球状の群れを「ゴンズイ玉」と呼んだりもします。
幼魚の時は集団で行動する魚ですが、成長すると単独で行動することが多いようです。
昼は岩場などの陰でじっとしており、夜になると活発になる夜行性の魚です。
 
さて、そんなゴンズイですが、実は背ビレと胸ビレにこのような毒棘(どくきょく)がある危険な魚です。


海の中で泳いでいる状態ではなかなか刺されることはありませんが、釣り上げたゴンズイを針からはずすときなどに、素手で触ると刺されることがあります。
可愛らしい見た目ですが危険な棘を持っているので、もし見かけても触らないでくださいね。

現在「サンゴの部屋」で展示中です。

今は小さいので水槽内でも群れで泳ぐ様子を見ることができますよ。
是非当館に来た際はご覧ください。
 
※生き物の状況により、予告無しに展示を中止・変更する場合があります。予めご了承ください。