【夜の撮影会】

  • 2022年04月29日
みなさん、はいさい!
ただいまの時刻は、夜10時。
本日は水族館にお泊りして、生き物や飼育設備の見回りをする「宿直」の日です。
せっかく水族館にお泊りをするので、明かりもすっかり消え、真っ暗になった「サメ博士の部屋」で、生き物の写真撮影を始めますよー!
なぜこの時間かと言うと、「開館中」の水族館というのは、実は色々な展示物の影響で少し生き物の撮影がしづらい状況なのです。
どういうことかと言うと・・・

開館中に普通に撮影をすると、このような感じで、周囲の展示物が水槽に反射して映り込んでしまうんです!
このような映り込みを避けるために、アクリルガラスぎりぎりまで近寄って撮影するなど、少し工夫をすればきれいに撮れたりもするのですが、今日は気合を入れて「ある生き物」を撮影したかったので、この時間での撮影となりました。
さて、気合を入れて撮りたかった「ある生き物」とは・・・

ツマジロ」というサメ!!!
・・・の下に隠れている「ブリモドキ」というお魚でしたー。

このブリモドキ、このようにサメなどの大型魚に寄り添って泳いだりすることで外敵から身を守るという、はたから見ているとハラハラするような習性を持ったお魚なのです。

写真を撮りつつ観察していると、確かに一時もサメの側を離れることなく、つかず離れずの距離を保ち続けています。
このブリモドキ、現在、全長30cm程度とまだまだ子供の大きさなのですが、先輩からお話を伺うと、今後の成長に伴い、特徴的な縞(しま)模様が消え、全く違う色や姿になってしまうそうなのです!


今後の成長にも目が離せないブリモドキ、しっかり記録を残しながら成長を見守りたいと思います!
 
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