【そんなところに配慮が!?】

みなさん、はいさい!
解説員のSです。
今回ご紹介するのは、「黒潮の海」大水槽にくらす生き物たちがケガなど無く過ごせるよう、飼育員が取り組むちょっとした配慮3点をご紹介していきます!!


まずは1番について。

大水槽の縁に排水口があるのですが、その上に柵を設置しています。
この柵は、生き物が排水口の上に乗りあげてしまわないようにする為の物です。
ちなみに柵は飼育員の手作りなんですよ。

続いて2番はこちら。

大水槽の壁際に青いシートを張っています。
これは「ジンベエザメ」やエイの仲間など、壁際をよく泳ぐ生き物が壁に体をこすってケガをしないようにしているんですよ。

そして3番はこちら。

大水槽の上には飼育員の作業用に橋が架かっているのですが、この橋の下側には白いクッションを付けています(赤丸)。
これも生き物がケガをしてしまわないようにするための物なんです。
みなさん、「シイラ」という魚はご存知ですか?シイラは勢いよく飛び跳ねて水面に体を叩きつけることで、体表にくっつく寄生虫を落とす行動をとることがあります。水槽内でもその行動が観察されるのですが、その時、この橋にシイラがぶつかってしまったらケガをしてしまうかもしれません。他にも、時々マンタがジャンプしたり、ジンベエザメの尾ビレが水面から出ることもありますので、どんな場面でも生き物がケガをしてしまわないように飼育員は考えて対策をしています。
 
さて、今回ご紹介してきたものを一度に見られる場所があります。その場所は、「黒潮探検(水上観覧コース)」です。飼育員が工夫を凝らしている水槽周りにも目を向けていただければ、楽しさが倍増しますよ!
他にも、生き物を上から観察する事ができるので、面白い体験もできると思います!是非お越しください♪タイミングが合えばシイラなどが勢いよくジャンプする瞬間を見ることができるかもしれませんね。


「黒潮探検(水上観覧コース)」の詳細はコチラ↓
https://churaumi.okinawa/area/the-kuroshio/exploration/
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