【成長すると姿が変わる⁉】

みなさん、はいさい！　解説員のTです。
さっそくですが、まずはこちらをご覧ください。


まるで透明なエイリアンのような見た目ですね。
実は、ある「エビの仲間」の幼生（赤ちゃん）の姿です。
成長するとこうなります。

名前は「ウチワエビ」といいます。
幼生の頃とは全然違う姿をしていますね！
 
このように、エビの仲間は幼生と成体で姿が変わる「変態」という「すご技」を持っていますが、実は「変態」を遂げる生き物はエビの仲間だけではないんです。
 
他にもこちら

この生き物はある魚の幼生の姿なんですが、一体どんな風に変わるのか皆さんわかりますか？


正解は「カレイ」でした！
体の色や目の位置が少し変わっていますね。
カレイの幼生は、まだ自らで泳ぐ力が備わっていないため、海流に身を任せるプランクトン生活をおくります。そのため、前も見やすいように目は左右対称についています。
 
成長するとプランクトン生活から底生生活へと変化します。海の底では、上からエサや敵が来ることが多いため、目は自分の上側が見やすいように体の片側に移動するのではないか？と言われているんですよ！
成長に伴って体の形や目の位置が移動するのは、まさしく「すご技」ではないでしょうか？
 
当館ではただいま「海のビックリ！すご技展」という生き物のすご技を集めた展示を行っています。
今回ご紹介した生き物の「変態」についても詳しく紹介されていますので、気になった方は是非、足を運んでみてください。

公式YouTubeでも詳しくご紹介していますよ♪
https://www.youtube.com/watch?v=J4HcQlWWCO0