【「琉球弧の水辺」エリアを2倍楽しむための裏話Vol.7.~沖縄美ら海水族館が行う、日本産トカゲモドキ類の保護増殖に対する取り組み~】
はいさい!飼育員のHです。
当館では、絶滅の危機に瀕している日本産トカゲモドキ類の調査研究を行っています。今回はその成果の一部を紹介しようと思います。
当館では、沖縄島の北部3村より南に広く生息する「クロイワトカゲモドキ」を対象として、将来的な日本産トカゲモドキ類全7種の保全に向けた情報を集めています。どんな環境で産卵するのか?孵化する適温は何℃なのか?といった、繁殖生態や、一定期間飼育したトカゲモドキを野外に戻した際の生存の可能性について調べています。
2021年、当館では本種の飼育下繁殖に世界で初めて成功しました。そして2025年、孫世代が誕生しました。これは、日本産トカゲモドキ類の飼育下累代繁殖の可能性を示した重要な成果といえます。

↑実際に生まれた孫世代の個体
野外調査においては、繁殖生態調査のために採集して1年間飼育した個体を野外に戻し、4か月後に同じ場所で確認しました。野外に戻した個体の確認は初めてで、2025年には2個体を確認することができました。

絶滅危惧種の保護増殖および野生復帰事業では、一時的に飼育下に置いた個体や飼育下繁殖個体が野外で生き延びることが重要です。そのため、この2個体の生存確認は保護増殖および野生復帰事業の観点から、非常に大きな成果といえます。今後の課題は、屋外に戻した飼育下繁殖個体の生存確認です。
当館では、今後も日本産トカゲモドキ類の飼育下繁殖と野外調査を進め、その保全に資する情報を集め、展示や教育普及プログラムで発信していきます。
※クロイワトカゲモドキは法令により採集および飼育が禁止されています。沖縄美ら海水族館ではクロイワトカゲモドキのこれらの調査研究のために特別な許可をもらって実施しています。
次回予告
琉球弧の水辺エリアを2倍楽しむための裏話Vol.8.~世界自然遺産「やんばる」にしかいないハナサキガエル~
です。お楽しみに。
当館では、絶滅の危機に瀕している日本産トカゲモドキ類の調査研究を行っています。今回はその成果の一部を紹介しようと思います。
当館では、沖縄島の北部3村より南に広く生息する「クロイワトカゲモドキ」を対象として、将来的な日本産トカゲモドキ類全7種の保全に向けた情報を集めています。どんな環境で産卵するのか?孵化する適温は何℃なのか?といった、繁殖生態や、一定期間飼育したトカゲモドキを野外に戻した際の生存の可能性について調べています。
2021年、当館では本種の飼育下繁殖に世界で初めて成功しました。そして2025年、孫世代が誕生しました。これは、日本産トカゲモドキ類の飼育下累代繁殖の可能性を示した重要な成果といえます。

↑実際に生まれた孫世代の個体
野外調査においては、繁殖生態調査のために採集して1年間飼育した個体を野外に戻し、4か月後に同じ場所で確認しました。野外に戻した個体の確認は初めてで、2025年には2個体を確認することができました。

絶滅危惧種の保護増殖および野生復帰事業では、一時的に飼育下に置いた個体や飼育下繁殖個体が野外で生き延びることが重要です。そのため、この2個体の生存確認は保護増殖および野生復帰事業の観点から、非常に大きな成果といえます。今後の課題は、屋外に戻した飼育下繁殖個体の生存確認です。
当館では、今後も日本産トカゲモドキ類の飼育下繁殖と野外調査を進め、その保全に資する情報を集め、展示や教育普及プログラムで発信していきます。
※クロイワトカゲモドキは法令により採集および飼育が禁止されています。沖縄美ら海水族館ではクロイワトカゲモドキのこれらの調査研究のために特別な許可をもらって実施しています。
次回予告
琉球弧の水辺エリアを2倍楽しむための裏話Vol.8.~世界自然遺産「やんばる」にしかいないハナサキガエル~
です。お楽しみに。


