【今、ウミサボテンが熱い】

みなさん、はいさい!
突然ですが、通称「海のサボテン」と呼ばれる生き物を知っていますか?
サボテンと言えばトゲトゲした姿が特徴の植物ですが、そんな生き物が果たして海の中にいるんでしょうか?
・・・それが、いるんです!
というわけで、こちらをご覧ください。

どうでしょうか、何となくサボテンを思い起こさせる風貌をしていますね。
 
コチラの生き物は、アイオイウミサボテンという刺胞動物(サンゴの仲間)です。
トゲのように見える部分は、触手が集まってできたポリプという器官で、海中を漂うプランクトンなどを捕らえるのに使っています。


さて、そんなウミサボテンの仲間について、ホットニュースです!
当館の深海コーナーで昨年から飼育を続けている「トゲウミサボテン属の一種」について、新たな生態が解明されました。

このトゲウミサボテン属の一種、沖縄本島周辺の水深120m付近から小型の無人潜水艇(ROV)を使って捕獲したものなのですが、水族館に搬入後、水槽の中でいつの間にか居場所が変わっていることがあることに気づきました。
どうやって移動しているのかなと思い、ビデオカメラを設置して観察してみたところ、すごい事実が判明したのです。
な、な、な、なんと、あたかも哺乳類のモグラのごとく、砂の中に潜って移動していることが判明しました!


写真①②は砂の中に潜り始めるところで、③で完全に砂の中に、④で突然離れたところから再登場しました!
「なるほどー、すごいことする生き物だなぁ・・」と感心していたのですが、後日、刺胞動物を専門に研究している方にお会いする機会があり、軽い気持ちでこの出来事を話してみたところ、「そんな話、聞いたことないよ。たぶん世界で初めての観察だよ。」と言われ、論文としてまとめることになりました。
今回は琉球大学の研究チームに協力していただき、めでたく今年の4月に論文として出版することができました。
詳しくはコチラ→「まるでモグラ?!トゲウミサボテン属の新たな行動を発見
 
なお、世界で初めての発見となったトゲウミサボテン属の行動は、沖縄美ら海水族館公式YouTubeで見ることができますので、ぜひそちらもご覧くださいね。
公式YouTubeはコチラ→「トゲウミサボテン属の一種のすごい行動を発見!