【次の世代へ】

みなさん、はいさい!
今日もイカ好き飼育員Tよりお届けします。
コブシメの続報です。
~これまでのコブシメ投稿↓~
①3月14日【コブシメ観察記録その1  決定的瞬間】
②3月18日【コブシメ観察記録その2  やりました!】
③3月22日【コブシメ観察記録その3  ライバルの登場】
 
先日残念ながら、交接や産卵などの繁殖行動を見せていた大きなオスとメスが死亡しました。コブシメの寿命は1~2年程度といわれ、交接・産卵を終えると死んでしまいます。
水槽内でもメスはたくさんの卵を産み、オスも一生懸命にメスのことを守っていました。
 
2匹が残した新しい命は順調に成長しています。
コブシメが産んだ大事な卵は水族館のバックヤードへと移し、生まれてくるのを楽しみにしながら観察を続けています。
一部の卵は現在も展示中ですので、見てみてくださいね!
 
バックヤードで観察中の卵の写真です。

こちらは産み付けられてから間もない卵です。
卵は白く不透明なため中の様子はほとんどわかりません。


こちらは産み付けられてから約10日後のものです。
中の様子が分かるようになってきます。
イカの赤ちゃんと赤ちゃんよりも大きな卵黄が見えます。


こちらはさらに時間が経ち、産み付けられてから約1ヶ月後のものです。
イカの赤ちゃんはさらに大きくなり、眼がはっきりと見えるようになります。
卵黄は赤ちゃんが吸収して小さくなってきています。
 
このように順調にコブシメの赤ちゃんは成長中です。
親のコブシメから次の世代であるこの赤ちゃんたちに命のバトンはしっかりと渡されているようです。
生まれてきた赤ちゃんも大切に育てていきたいと思います!
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