お知らせ
2024年01月05日 展示情報
沖縄美ら海水族館では、15年ぶりに深海性のハナダイの仲間「イッテンサクラダイ」の展示を開始しましたのでお知らせいたします。
沖縄では水深約200mに生息するハナダイの仲間で、国内で5種が確認されているイッテンサクラダイ属の一種である。背ビレ第3棘の先端に黒斑の鰭膜があることが学名や和名の由来といわれている。背ビレの軟条部や尾ビレの一部が糸状に伸び、眼の下に黄色い帯状の模様があるのが特徴。
展示個体は2023年11月末に、沖縄本島沖の水深220mから採集されました。採集直後は、水圧の影響を受け脱腸などの症状が見られましたが、水族館の加圧水槽を使用し、投薬などの治療を行った結果、約2週間で餌付けに成功、今回の展示に至りました。過去にROVで観察した深海性のハナダイ類が多く生息する水深約250mの環境を再現した水槽で展示をしています。
黄色と淡い桃色の美しい体色をしたイッテンサクラダイを、ぜひこの機会にご覧ください。
沖縄美ら海水族館「深海の小さな生き物」コーナー
2023年12月30日~
※生物の状況により予告なく展示を変更することがあります。
1個体(大きさ:全長約12㎝)