お知らせ

2025年06月06日 施設情報

水族館で24年連続 6月5日「サンゴの一斉産卵」確認

 令和7年6月5日(木)、沖縄美ら海水族館の「サンゴの海」水槽で、サンゴの放卵放精(産卵)を確認しましたのでお知らせいたします。

  • <水族館内でのサンゴ産卵の様子>

  • <ライブ配信の様子>

 

 20時30分ごろ飼育スタッフが一部のサンゴで産卵の兆候を確認しました。その2時間後には、水槽内のほとんどのサンゴで産卵が始まりました。サンゴから放出されたバンドルが次々に水面へと浮かび上がり、水面が一時ピンク色に染まる光景が広がりました。

 

  • 沖縄島近海では、ミドリイシの仲間のサンゴの産卵が、毎年5~6月の満月の夜に行われます。「バンドル」と呼ばれる卵と精子が入ったピンク色のカプセル(直径約1mm)がサンゴから放出され、海面でそのバンドルがはじけることで受精が行われます。

 

 水槽内での産卵は、今年で24年連続となります。この貴重な瞬間は、SNSでライブ配信され、約2,650人の視聴者と共に観察することができました。
当館では、飼育下でしか得られない産卵に関する長期的記録を活用し、サンゴの繁殖生態について科学的知見として取りまとめるとともに、サンゴ礁生態系の保全に寄与したいと考えています。また、サンゴをはじめとする海洋生物の新知見について、一般の方々が楽しみながら学べる場を提供していきます。

日時

令和7年6月5日(木) 22時30分頃
コエダミドリイシ

場所

沖縄美ら海水族館 「サンゴの海」水槽

 

このページに関するお問い合わせ先

沖縄美ら海水族館

TEL:0980-48-3748FAX:0980-48-4444

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