お知らせ
2025年06月09日 展示情報
この度、当館では沖縄で稀少種とされる「カボチャフサカサゴ」の展示を開始いたしましたのでお知らせいたします。
≪カボチャフサカサゴ≫
学名:Scorpaena pepo
英名:Pumpkin scorpionfish
フサカサゴ科の一種で台湾と南日本の水深50-400mで生息が確認されている。2007年に新種と記載され、2023年には琉球列島での初記録が正式に報告された。オレンジ色の体色と体高の高さがハロウィンで使用されるぺポカボチャに似ていることが和名の由来。
沖縄美ら海水族館「深海の小さな生き物」
1個体 全長約15㎝
2025年5月21日~
※生物の状況により期間前に展示を終了することがあります。
本展示個体は、2025年3月に八重山諸島沖の水深約300mで捕獲され、地元漁業者のご協力により、当館で初めて展示できることとなりました。沖縄での生息が報告されたのは2023年がはじめてであり、非常に稀少な種であるため、生きた状態で観察できるのは極めて珍しい機会です。本種は成長に伴い形態が変化すると言われている一方で、生態についてはほとんど知られていません。当館では、飼育展示を通して成長に伴う形態変化を含めた生態の解明に取り組んでまいります。