平成29年6月8日、沖縄美ら海水族館「サンゴの海」水槽で、サンゴの放卵放精を確認しました。
「サンゴの海」水槽での放卵放精の様子
- サンゴの放卵放精
サンゴは卵と精子の入ったバンドルと呼ばれる「カプセル」を放出する。これが海面ではじけて交じり合うことで受精が行われる。沖縄では例年、5月~6月の大潮前後に確認されることが多い。
「サンゴの海」水槽での放卵放精
オープン以来、毎年確認されており今回で16回目(開館準備期間の2002年6月含む)。太陽光と自然海水を利用した水槽ならではの現象。
日時
平成29年6月8日(木)
22時30分頃~23時30分頃 コエダミドリイシ トゲスギミドリイシ 他
※約1時間にわたり放卵放精が確認されました。
場所
沖縄美ら海水族館「サンゴの海」水槽
- 21時半頃、水族館スタッフがサンゴの放卵放精の準備を確認。その後、ポリプの先端から「バンドル」と呼ばれる直径約1mmのピンク色のカプセルが次々と放出され、水面で卵と精子に分かれ広がりました。水族館で繁殖した5歳のコエダミドリイシの放卵放精も確認できました。
当館では、今回の結果をサンゴの繁殖に関する研究材料として役立てていきたいと思っております。
サンゴの「放卵放精」準備の様子