お知らせ

2021年01月20日 展示情報

ジンベエザメの小さな眼に大きな新発見!

【2021年1月20日 更新】

  1. このたび本論文が掲載誌PLOS ONE編集者が選ぶ「Editors' Picks 2020」に選ばれました。
    (Editors’ Picks 2020, PLOS ONE :https://everyone.plos.org/2020/12/31/editors-picks-2020/)
    ※本論文の掲載誌「PLOS ONE」は200以上の科学的研究分野をカバーし、毎年約15,000編の論文を出版する世界最大級の学術誌です。


(2020年07月03日)
沖縄美ら海水族館を管理運営する沖縄美ら島財団を中心とする、沖縄科学技術大学院大学、ジョージア水族館の研究グループは【ジンベエザメが眼を防御する仕組み】を明らかにした為、お知らせいたします。

共同研究の結果により
1.ジンベエザメの白眼が鱗で覆われていること
2.眼を引っ込めて隠す能力を持つこと
が明らかとなりました。ジンベエザメの眼の鱗は、体表の鱗とは形が異なっており、眼を怪我から守ることに特化していると考えられます。

>>詳しい成果内容はこちら

 
  • 眼発見

    1.眼を保護する鱗のマイクロCT画像

  • 眼通常

    2-1ジンベエザメの眼(通常時)

  • 引っ込み

    2-2ジンベエザメの眼(引っ込めた状態)



 
ジンベエザメ

≪ジンベエザメ≫

学名:Rhincodon typus 英名:Whale shark
 

世界最大の魚類。沖縄美ら海水族館では2匹のジンベエザメ(オスとメス各1尾)を飼育しており、オスの「ジンタ」は世界最長飼育記録(25年)を更新中。

今回の発見は、沖縄美ら海水族館内での長期的な飼育と観察により得られたもので
当館は今後も飼育技術の発展に努め、本種の生態解明に貢献したいと考えています。

【発表雑誌】
掲載誌: PLOS ONE   
論文名: Armored eyes of the whale shark
著 者:冨田武照1、村雲清美1、甲本真也2、Alistair Dove3、木野将克1、宮本圭1、戸田実1
     (1一般財団法人 沖縄美ら島財団、2沖縄科学技術大学院大学、3ジョージア水族館)

>>こちらのメディアで紹介されました。

このページに関するお問い合わせ先

沖縄美ら海水族館

TEL:0980-48-3748FAX:0980-48-4444

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