お知らせ
2020年09月25日 展示情報
沖縄美ら海水族館ではこの度、世界初となる「ズナガアカボウ」の展示を開始しましたのでお知らせいたします。
ズナガアカボウ
学名:Bodianus tanyokidus
英 名:Black ear hogfish
沖縄名:アカレー
インド洋~太平洋に広く分布し、国内では琉球列島でのみ報告されているタキベラ属の一種。本種はベラ類の中では珍しく、水深100~200m付近に生息する。淡い黄色の頭部に眼の周辺はピンク色に縁どられ、鰓蓋に黒い斑紋があるのが特徴。本種の記録は少なく、その生態はほとんど知られていない。
沖縄美ら海水族館「深海への旅」コーナー
2020年8月14日~
1個体(全長約20cm)
※生物の状況により展示を終了することがあります。
今回展示したズナガアカボウは、沖縄本島北部の沖合約80km、水深約150mから採集されました。展示している個体は、国内で3例目の報告となり、世界で初めて飼育に成功しました。美しい色合いで優雅に泳ぐ姿をぜひご覧ください。今後も水族館での飼育を通して、本種の生態解明に貢献していきたいと考えております。