お知らせ
2021年03月18日 展示情報
沖縄美ら海水族館では、2020年12月よりサンゴ礁への旅 個水槽にて、「海草藻場に暮らす生き物」を新しく展示しております。
2021年1月中旬頃からコブシメの交接行動が観察され、同月下旬頃から産卵が始まりました。現在までに1000個近い数の卵が産み付けられており、3月下旬~4月上旬頃に稚イカの孵化が見込まれています。当館ではこれらの行動の撮影に成功し、展示水槽上部モニターにてその映像をご覧いただけます。
「サンゴ礁への旅 個水槽」コーナー (イセエビ水槽となり)
※生物の状況により展示内容を変更することがあります。
沖縄の沿岸域の砂地にはリュウキュウスガモに代表される海草が繁茂する海草藻場が広がっています。海草はコンブやワカメなどの海藻とは異なり、花を咲かせ種子をつくる海産の植物を指します。
海草が生い茂る環境は魚類や頭足類の餌場や産卵場、さらには仔稚魚の成育場所として重要な働きがあり、「海のゆりかご」と呼ばれています。