お知らせ
2022年11月03日 展示情報
※この展示は終了しました
月光のように淡く美しい体色をもつ稀少なゲッコウスズメダイの当館初展示を開始いたします!
≪ゲッコウスズメダイ≫
学名:Chromis tingting
深場に生息するスズメダイの仲間。2019年に新種として報告されたばかりで、今のところ日本国内(相模湾から琉球列島にかけての黒潮流域)でのみ生息が確認されている。体表には独特の光沢があり、月光を思わせる銀青色に輝く。
ゲッコウスズメダイは、スズメダイの仲間では珍しく深場に生息しています。展示個体は2022年9月末に沖縄本島沖の水深160mから採集されました。採集直後は、水圧の影響を受け脱腸などの症状が見られましたが、当館の加圧水槽を使用し、投薬などの治療を続けた結果、当館初となる展示に成功しました。
また近年、紫外線や青色光で照らすと蛍光発色する魚類が次々と発見されています。本種もスズメダイの仲間では初となる、紫外線ライトによる蛍光発色が初めて確認されました。
沖縄美ら海水族館「深海の小さな生き物」
2022年11月2日~
※生物の状況により予告なく展示を変更することがあります。