お知らせ
2023年06月01日 展示情報
※この展示は終了しました
このたび、沖縄美ら海水族館では、環境省レッドリストの絶滅危惧ⅠA類(CR)※1および「種の保存法※2」に基づき国内希少野生動植物種※3に指定されたカタツムリ3種について世界で初めて展示を開始しましたのでお知らせいたします。
【ヘソアキアツマイマイ】
学名:Nesiohelix omphalina omphalina
北大東島固有亜種。2015年以降の調査ではわずかな個体しか確認されていない。環境省の指定する特定外来生物のニューギニアヤリガタリクウズムシ※4などの強力な捕食者の侵入によって、絶滅寸前にまで激減している。
【オオアガリマイマイ】
学名:Nesiohelix omphalina bipyramidalis
南大東島固有亜種。2015年以降の調査では、かつて多産した場所でも棲息を確認できないこともあった。 環境省の指定する特定外来生物のニューギニアヤリガタリクウズムシなどの強力な捕食者の侵入によって個体数が激減している。
【アマノヤマタカマイマイ】
学名:Satsuma amanoi
沖縄本島南部のみに生息する固有の陸産貝類。開発による生息地の減少と国内外来種のヤエヤママドボタル(沖縄県・指定外来種)による捕食により個体数が激減している。
これらの種は、自然下において絶滅の危険性が極めて高いことから、環境省との共同事業において、安全な施設に避難、保護、繁殖をさせて絶滅を回避する「生息域外保全」の取り組みを進めています。
特にヘソアキアツマイマイとオオアガリマイマイは当館において飼育下での繁殖に成功しており、基礎生活史や繁殖生態の解明にもつながる成果が得られています。
水族館1階「琉球弧の水辺」コーナー
2023年4月28日(金)~
各2個体
※生物の状況により、展示を終了することがあります。