お知らせ
2023年05月31日 展示情報
22年連続！水槽内にも初夏の訪れ 5月29日「サンゴの一斉産卵」確認
令和5年5月29日、沖縄美ら海水族館の「サンゴの海」水槽で、サンゴの放卵放精(産卵)を確認しましたのでお知らせいたします。
＜水族館内でのサンゴ産卵の様子＞
＜ライブ配信の様子＞
5月29日22時頃、飼育スタッフが水槽内の一部のサンゴで産卵の兆候を確認。その1時間半後には水槽内のほとんどのサンゴで産卵が始まりました。水槽内ではサンゴから出たバンドルが次々に水面へと浮かび上がり、水面を一時ピンク色に染めました。
- 沖縄島近海では、サンゴ(ミドリイシの仲間)の産卵は、5～6月にかけて、満月のころの夜間に行われます。「バンドル」と呼ばれる卵と精子の入ったピンク色のカプセル（直径約1mm）がサンゴから放出され、海面ではじけることで受精が行われます。
水槽内での産卵は今年で22年連続となり、この神秘的な様子をInstagramでライブ配信しました。視聴頂いた合計約2千人の方と共に、成長した水族館生まれのサンゴが産卵する様子も観察することができました。
卵が幼生になった姿を、水族館で開催中の「サンゴ繁殖展」でご覧いただくことが出来ます。
日時
令和5年5月29日（月） 22時頃
コエダミドリイシ、ハイスギミドリイシ、トゲスギミドリイシ、オヤユビミドリイシ他
場所
沖縄美ら海水族館「サンゴの海」水槽
≪企画展「サンゴ繁殖展」 開催中≫
※このイベントは終了しました
- 【期間】 ６月15日（木）まで
- 【場所】 沖縄美ら海水族館2F サンゴ礁への旅 個水槽エリア
＜会場の様子＞
＜日中産卵の様子＞
- 企画展では、通常は夜間に行われるサンゴの産卵を、開館時間中（昼間）に見ていただけるように照明を調整した水槽があり、今年は5月の複数日の15時頃に産卵が確認されました。3年前に昼間の産卵で生まれたサンゴも展示しています。当館でしか見ることができないサンゴの貴重な生態展示をぜひご覧ください。
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