お知らせ

2023年11月30日 展示情報

日本近海から43年ぶりの発見!!世界初「ウィリアムホモラ」を展示

沖縄美ら海水族館ではこの度、沖縄県水産海洋技術センターとの共同調査で、これまでの報告件数が極めて少ない深海性のカニ「ウィリアムホモラ」の採集に成功し、本種の世界初となる生体展示を開始しましたのでお知らせいたします。
 

ウィリアムホモラ
ウィリアムホモラ
Lamoha williamsi  (Takeda, 1980)

 

1980年に九州-パラオ海嶺の水深520mから発見されて以降、報告は少なく詳しい生態などはわかっていない。 
第四歩脚の先端がニッパーのような特殊な形状をしていることが特徴。

 

 

2023年11月6日~8日に実施された沖縄県水産海洋技術センター漁業調査船「図南丸」での漁場調査に当館職員が同行し、カゴを使用して水深約850mから本種を採集しました。 本種の発見は日本国内で43年ぶり2例目の報告となります。 本種はこれまでに九州-パラオ海嶺、マリアナ海嶺の水深520~677mの標本に基づく報告のみが知られており、生きた個体をご覧いただけるのは世界初となります。
当館では、飼育展示・調査研究を通して、本種の生態解明および沖縄県近海の生物多様性の解明に引き続き取り組んでまいります。

展示場所

「深海の小さな生き物」コーナー

展示数

2個体 (展示水槽水温:5℃)

展示期間

2023年11月21日(火)~
※生物の状況により展示を終了することがあります。

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