お知らせ
2021年07月17日 展示情報
沖縄美ら海水族館イルカラグーンにて、7月11日(日)6:57 元気なオキゴンドウの仔が誕生しました。
母親の「もも」は2017年に、父親の「ティダ」との間に、オスの「サン(4歳)」を出産。今回も両個体との間に第二子が誕生しました。
2020年5月15日に交尾を確認、出産当日まで、エコーや血液検査により、母仔の健康管理を実施してきました。出産当日の午前5時30分に胎児の尾びれの一部が出てきたのを確認、6時57分に出産が確認されました。妊娠期間は422日。
誕生から13時間後に初めて授乳が確認され、現在、母乳を飲んで成長中です。
[生年月日] | 2021年7月11日(日)午前6:57誕生 |
[種名] | オキゴンドウ |
[性別] | 不明 |
[体長] | 推定約170cm |
〇母親の個体名:もも(推定年齢19歳)
世界中の温かい海に広く分布し、IUCN(国際自然保護連合)のレッドリストに掲載されている希少種。
世界的にも繁殖事例は少なく、国内では2例のみ(1年以上生存)。当館では2000年に国内初の繁殖および育成に成功しています。
今回の繁殖で得られたデータを学術的な知見として報告するとともに、引き続きオキゴンドウの飼育や研究を通して、本種の生態の解明に寄与し、イルカの保全に繋げていきたいと考えております。
沖縄美ら海水族館公式YouTube、InstagramおよびFacebook等では、今回誕生したオキゴンドウの仔の成長の様子を公開していく予定です。