お知らせ
2024年11月14日 展示情報
この度、沖縄美ら海水族館では非常に珍しい「ヨゴレアオダイ」の展示を開始しましたのでお知らせいたします。
国内では小笠原諸島や和歌山県串本、琉球列島などに生息するフエダイ科アオダイ属の仲間。近縁であるアオダイよりくすんだ体色をしているため、沖縄の方言では長年「ヒンガーシチュウ(=汚れたアオダイ)」と呼ばれており、それを受けて1962年に和名「ヨゴレアオダイ」が提唱された。
本個体は、2024年10月に沖縄本島沖の水深約100mで採集されました。
ヨゴレアオダイは沖縄県では非常に珍しく、飼育することが難しい種です。当館では搬入直後から重力式加圧水槽による減圧および感染症予防などの処置を行い、念願の初展示に成功しました。
美しい群青色をした「ヨゴレアオダイ」の姿をぜひ、この機会にご覧ください。
「深海への旅 個水槽」
2024年11月5日(火)~
※生物の状況により予告なく展示を終了することがあります。
2個体(全長約30cm)
当館では、引き続き深海調査を通して沖縄の深海生物の多様性解明に努めると共に、飼育展示を通して本種の生態解明や保全に役立てていきます。