お知らせ

2016年06月13日 展示情報

新種および日本初記録種を発見!「コシオリエビ」

沖縄美ら海水族館ではこのたび、新種および日本初記録種のコシオリエビを発見し、千葉県立中央博物館の駒井博士と共同で記載論文を公表いたしました。(本種の標本及び生体展示は行っておりません)

  • チヒロチュウコシオリエビ
    千葉県立中央博物館 駒井智幸 氏 撮影

    (新種)
    チヒロチュウコシオリエビ

    学名:Munida pollioculus

    採集:沖縄県国頭村沖、水深1000mの深海底
    採集日:2005年9月15日
    学名にあるpollioculusは、本種の特徴となる「眼が小さいこと」を表しています。(写真は液浸標本で色素が脱落しています。生時の色彩は不明)

  • アデヤカチュウコシオリエビ
     

    (日本初記録種)
    アデヤカチュウコシオリエビ

    学名:Munida zebra

    採集:沖縄県伊江島沖、水深495mの深海底
    採集日:2007年12月12日
    これまでに、インドネシアからニュージーランドにかけて分布報告がある種で、今回の発見は本種分布域の北限を大きく更新するものです。

過去に当館が漁業者と共に行った展示生物収集業務により、沖縄本島北部の深海底から見慣れないコシオリエビの仲間を発見し、十脚甲殻類の分類を専門とする駒井智幸博士(千葉県立中央博物館)に調査を依頼したところ、新種および日本初記録種であることが判明しました。

論文について

著者:駒井智幸(千葉県立中央博物館)、東地拓生(当館職員)
雑誌:Zootaxa, 4109 (5): 542-554. New records of the squat lobster genus Munida Leach, 1820 (Crustacea: Decapoda: Anomura: Munididae) from deep-water off Okinawa Islands, Ryukyu Islands, Japan, with description of a new species.

このページに関するお問い合わせ先

魚類課

TEL:0980-48-2742FAX:0980-48-4399

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